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繋がる世界 桜田 花音 1,消えた王女

 ←聖心祭終わりました! →繋がる世界 桜田 花音  2,海辺の町の王女
聖心祭に文字数の関係で少し削って載せた作品の完全版です。
異世界で王子たちが話している人物とは……

1,消えた王女
異世界・ムーア。それは一般の人が知らないもう一つの世界。
そのムーアにある王国の一つ、サースフィールド。豊かな土地を持つことで有名な国で他国に攻め入られることがしばしばあった。
そのサースフィールドの首都、サールにある宮殿の一室で一人の少年が本を読んでいた。
「アルフ。入るぞ」
そういいながら赤い髪を持つ青年が入ってきた。
「ジョン兄上・・・」
少年――アフルレッドは読んでいた本から顔をあげて入ってきた青年――ジョンを見た。
「また本を読んでいるのか。お前は。たまには外に出てみろ」
「剣術ばっかりやっている兄上には言われたくありません。」
アルフレッドはそう言ってそっぽを向いた。
「それを言われると痛いな・・・」
剣術ばっかりやっている自覚のあったジョンは苦笑した。
「ところで兄上はどういったご用件でここに?暇つぶしに来たわけではないでしょう?」
「ああ・・・」
アフルレッドの言葉にジョンは真剣な顔つきになった。
「ところでお前は第二王妃のことを覚えているか?」
「ええ。あんな優しい人の事を忘れるはずがありませんよ・・・」
「だよな・・・。じゃあ、一四年前に第二王妃と第二王女が失踪した事件もお前は覚えているというわけだな?」
「あの事件ですか・・・。あのころは大騒ぎでしたものね・・・」
アルフレッドはそう言って遠い目をした。
一四年前に第二王妃と生まれたばかりの第二王女が応急から失踪する事件が起きた。そのときアルフレッドは四歳でジョンは七歳だった。幼いながらも王室中が大騒ぎだったことを覚えている。
そもそもこの国、サースフィールドは王は三人の妃を娶る。世継ぎを多く残すためという理由だが妃たちやその実家の争いが絶えないという困った面もある制度だった。
「第二王妃は王の寵愛を一番に受けていたからな・・・。俺の母上である第一王妃やお前の母上の第三王妃の嫉妬の対象になっていた。それに・・・」
「第二王妃があちらの世界であるシャーンの出身であることですか?彼女が異世界・シャーンの出身で確たる後見も持たないことも第二王妃の立場を悪くしていたと言いたいんですね?」
アルフレッドはジョンの言葉を引き継いで言った。
「ああ。もしかしたら第二王妃は我が子の危険を感じて失踪したのかもしれないな」
「なるほど・・・。それはありそうですね。さすがジョン兄上。」
「おまえがほめるなんて珍しいな」
ジョンは気持ち悪いものを見るような目で弟を見た。アルフレッドはめったに人をほめないので珍しさも倍増だ。
「失礼な。僕だってほめることくらいありますよ。」
アルフレッドはジョンを睨んだ。
「悪かったって・・・。」
ジョンは睨まれて謝った。
「まあいいでしょう。ところで第二王妃と第二王女がどこにいるかですがだいたい予想はつきます。」
「予想がつくだって!?父上だって国中いやこの世界・ムーア中を探してそれでも見つかっていないんだぞ!なんで分かるんだ!?」
「父上は少し頭が固いですからね。逃げるのは何もこの世界だけとは決まっているわけではありません。第二王妃の出自を考慮に入れれば逃げるのは不慣れなこの世界ではなく・・・。」
「なるほどな。自分の出身世界であるシャーンに逃げ込んだというわけか。」
ジョンは賢い弟に感心した。
「で、このことを父上に言ったのか?」
「言ってません。第二王妃も第二王女ももしかしたら幸せに暮らしているかもしれないんです。それにこの世界に戻ってくると言うことは王宮の醜い争いに二人が巻き込まれるということです。だから父上が気づくまで言いません。」
「なるほどな。その意見に俺も賛成だ。俺らの母親たちのせいで第二王妃にはつらい思いをさせてしまったもんな。二人が幸せであればそれでいいよ」
ジョンはそう言いながら窓から城の外の景色を見た。ちょうどカラスが城の中に入ってくるところだった。それを見ながらジョンは妹は見事な黒髪を持っていると聞いたなと思った。
「そう言えば第二王女の名前なんだったっけ?」
「あなた馬鹿ですか?妹の名前くらい覚えておいてください。リアラですよ。リアラ。」
「そうか。リアラか・・・。」
高慢で高飛車な妹たちと違って優しい子だといいなとジョンは思ったのだった。



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